嫌いじゃない。田中慎弥はきっと常々自意識の塊と向き合っているのだろう。そうでないとこんな文章は書けない。命削りながら書いてるのがよくわかる。
内容に関しては、解釈しながら読もうとしたけれど要素が多すぎて途中で諦めた。即ちよく分からなかったが、恐ろしく勇気のこもった本であることは理解した。著者が裸一貫で国家という巨大なシステムに立ち向かっている。
将来、日本の国家統制が強まることがあれば早い段階で禁書扱いになりそうなレベルの内容である。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年7月14日
- 読了日 : 2018年7月11日
- 本棚登録日 : 2018年7月11日
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