Googleの72時間 東日本大震災と情報、インターネット

  • 角川書店 (2013年4月10日発売)
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感想 : 30
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震災直後のグーグル社クライシスレスポンスプロジェクトの動きを詳細に追ったルポ。G社ってこんなにすごいと提灯ぶりが鼻につくところも全くないではないのだが、考察に至るまで丁寧に書き込まれていて、クライシスの際のものごとの進め方、行動姿勢、メディアのあり方等、いろいろ勉強になる。

[more]<blockquote>P170 どれだけ情報がクリティカル(重大)か、そしてどれだけ使えるか。【中略】進めて行くうちにいい気になってしまう時もあると思うんです。『これって大事だよね』って一人で思いこんでいると、作り上げた本人は満足をしているけれど、実際にはあまり使われないということが多くあります。」

P184 ラリー・ペイジ「仕事場と食べ物は150フィート以上離れていてはならない」

P210 便利なサービスがあることを知ってもらいさえすれば勝手に使ってくれるはず。ついそんなふうに考えてしまいがちになる。しかし震災は世代や地域によるデジタルデバイドが想像以上に深刻であることを明らかにした。地域住民との信頼関係を普段からどう築いて行くのか、身体だけでなく心のケアをどう行うのか、ITサービスと被災者の橋渡しになれる人材をどう育成するか。ITの枠には収まりきらない複雑な課題がつきつけられている。

P251 ひとつのメディアがすべての人を救うことはできない。</blockquote>

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 本・雑誌
感想投稿日 : 2018年10月18日
読了日 : 2013年8月13日
本棚登録日 : 2018年10月18日

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