ロック・オブ・モーゼス (角川文庫)

  • KADOKAWA (2018年4月25日発売)
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本棚登録 : 61
感想 : 8
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勢いで読みきりました。桜の成長物語としては面白かったのですが、メイン題材の音楽に関するところはかなり冷めた感覚でしか読めませんでした。

端的に言うと"オールド・ファッション”。スマートフォンが登場するような2000年代以降の時代設定なのに、語られている音楽のほとんどが60年代、70年代のもの。バンドメンバーの言動もヒッピー的なイメージのそれ。

書き手の好みが現れているのでしょうけれど、比較的最近のバンドが好きな自分としては(被害妄想かもですが)それを否定されている気がしてしまいますし、登場人物たちに今の若い人っぽくない非現実さを強く感じてしまいました。

また、著者は音楽の造詣が相当深いと思われるのですが、書き連ねられた音楽理論の話などは音楽素人の自分には全く面白みがわからなかったのも、正直キツかったです。

自分程度の読み手には、もっと単純なお話の方が合っているようです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年5月28日
読了日 : 2018年5月27日
本棚登録日 : 2018年5月27日

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