マージナル・オペレーション改 03 (星海社FICTIONS)

  • 星海社 (2017年12月16日発売)
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本棚登録 : 85
感想 : 2
4

今回は日本大使館での白兵戦と、キャンプ・ハキムへの遠隔オペレーションがメインかな。

前者に関しては、ジブリールの戦闘能力の高さに随分と救われている印象。この戦力がなければアラタの頭脳といえど、本作で描かれているほど簡単には窮地を切り抜けられないのでは。

思春期の少女が、いかに雑とはいえ敵兵を難なく倒していく様子はちょっとファンタジー過ぎるかなぁと思いつつ、ラノベだからアリと納得。扱っている題材が少年兵だったり北朝鮮を巡る国際的な問題だったり、それだけ聞くと果てしなく重厚なテーマ。作品が重くなりすぎないようバランスを取ろうとすると、キャラクターに関しては比較的軽いテイストになるのかも(穿ちすぎな推察でしょうけど)。

そしてキャンプ・ハキム。メールというタイムラグのあるツールしか使えず、大苦戦。どうなるかと思ったらまさかの撤退。ただ「まさか」と思ったのは一瞬。生き残ることを最上とする合理的なアラタの決断としては、これしかないなと。

自分なんかは思い入れなどに縛られるタイプで、例えば昔から使っている道具が壊れても捨てることができない、みたいな。そういう観点からは「ハキム」と名のついた地を捨てることにどうしても抵抗を覚えてしまうわけで。

ただ、撤退してから再度取り戻すことはできるでしょうから、そうした展開を次巻以降に期待したいところ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年5月2日
読了日 : 2018年4月28日
本棚登録日 : 2018年4月28日

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