新ドラキュラ(上) (文庫ダ・ヴィンチ)

3.44
  • (2)
  • (7)
  • (7)
  • (1)
  • (1)
本棚登録 : 57
レビュー : 7
inutoolsさん  未設定  読み終わった 

ブラム・ストーカーの子孫が書いたという(本当かな?)「ドラキュラ」の正統続編。途中ブラム・ストーカー本人が出てくるところだけがやや失笑感あるものの、上巻読了時点ではわりと満足な出来。

「ドラキュラ」の続編といえば、キム・ニューマンという作家の「ドラキュラ紀元」なるものがありますが、あれは原作を冒涜しまくった最低の小説でした。特に許せなかったのは、ドラキュラに婚約者を奪われたアーサー・ホルムウッドが自ら望んでヴァンパイアになっていたという設定。原作知ってたら絶対にありえない設定に、読んだ当時それは憤慨したものです。

本作の作者も同じように感じていたのかわかりませんが、本作のアーサーは時を隔ててもやはりルーシーを心から愛していたことがうかがえ、行動も考え方もあてつけのように「紀元」とは真逆。私としては本作における“かつての”登場人物たちは、紛れもなく「ドラキュラ」に登場していた人たちのように感じられました。

上巻でちりばめられた多くの謎や複線らしい内容が、下巻でどのように収束していくのかが非常に楽しみです。

レビュー投稿日
2013年4月26日
読了日
2013年4月26日
本棚登録日
2013年4月26日
0
ツイートする
このエントリーをはてなブックマークに追加

『新ドラキュラ(上) (文庫ダ・ヴィンチ)』のレビューをもっとみる

『新ドラキュラ(上) (文庫ダ・ヴィンチ)』のレビューへのコメント

コメントをする場合は、ログインしてください。
ツイートする