記憶はウソをつく (祥伝社新書)

  • 祥伝社 (2009年9月28日発売)
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本棚登録 : 277
感想 : 29
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心理学的知見から冤罪事件をテーマに日常で起こり得る記憶の混線について書かれた本で、『人はウソをつく』ではなく『記憶はウソをつく』というところがミソです。
めちゃくちゃおもしろかったです。

考えてみれば、自分の記憶が本当に正しいのかどうかなんて、多くの場合は自分の記憶によってしか保証されていないわけです。
言った言わないの単純な食い違いに限らず、僕は日常生活において他人との記憶違いをよく経験します。
(それを伝えるかどうかは別として)
この本を読むことで、その原因や予防策の答えを少し知ることができます。

フロイトの話がとくにおもしろかった!
脳みそはかなりいい加減で、でもだからこそすごいんだという話にも繋がりそうです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2018年3月18日
読了日 : 2018年3月18日
本棚登録日 : 2018年3月18日

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