幼い頃に別れた父親が亡くなり、実家の屋敷を相続した主人公の女性。
漫画家として成功しており、今は5歳年下の役者志望の恋人を結婚前提という形で養っている。
途中からものすごくしんどくなった。
幼い頃に別れたきりの父親の影にいまだに囚われる主人公。
無意識下で愛に飢え、愛されることを求め、愛することを熱望する。
愛しているから、と面倒を見ていた年下の恋人のことはいつしか支配下に置こうとしてしまう。
愛ではなく、忠誠。
大切にしていたはずのものを取り返しのつかない形で失ってしまうシーンが辛くてどうしようかなと思ったけど、寂しくない終わりかたで、よかった。
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「家族愛に飢える」感覚がいまいちよくわからないのは、私がよしよしと愛されて育ったからかね。
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無理に愛さなくてもいい。
2024年4月21日
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ドーナツを穴だけ残して食べる方法 (日経ビジネス人文庫)
- 大阪大学ショセキカプロジェクト
- 日本経済新聞出版 / 2019年9月3日発売
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ドーナツがゲシュタルト崩壊する
私だったらどうやってドーナツの穴を残すかなあ。
2024年4月20日
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パーパス・マネジメント ―― 社員の幸せを大切にする経営
- 丹羽真理
- クロスメディア・パブリッシング(インプレス) / 2018年8月31日発売
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死なれちゃったあとで (単行本)
- 前田隆弘
- 中央公論新社 / 2024年3月18日発売
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身の周りの亡くなった方たちについて語るエッセイ集。
父親の死をめぐる「父の死、フィーチャリング金」と、コロナ禍で亡くなったおじさんを描いた「天国からの着信」がよかった。あとやっぱり大学時代の後輩Dさんをめぐる一連の作品たち。
生きてる人が、どう語るか。
2024年4月20日
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戦略ごっこ―マーケティング以前の問題
- 芹澤連
- 日経BP / 2023年12月14日発売
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いわゆるマーケティングの通説的なものが、エビデンスによりばっさばっさと斬られていく本。
こうもはっきりエビデンスを突きつけられるとそうよなあ、むしろなんで今までその法則が全てだと思っていたんだろう・・・と思う。
マーケティングにおいて普遍的な法則はない。
書いてある通り、やや商材が消費財よりなので自社ビジネスで使えるかどうかはケースバイケースだなあと思ったけど、繰り返し読んできちんと消化したい。
実務に落とすのはまだまだ難しそうだけど。
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・ダブルジョパディの法則
・新規と既存、どちらが大事か→「両方、別々に」対応する必要がある
・ロイヤルティには上限がある(購入頻度や利用額は”変数”ではなく、上限がある”定数”)
・サブスクリプション市場は新規獲得が大事(そもそもベースのLTVが高い)
・態度が行動を決める、だけでなく行動が態度を決める、もある
・未顧客の大半は無関心層(ペインはない)
・広告の質や解像度で「リーチ不足」をカバーできるのか
・事業成長は効果が先、効率は後
・事業成長とROIの最大化は別物
2024年4月20日
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さんかく(祥伝社文庫ち3-1) (祥伝社文庫 ち 3-1)
- 千早茜
- 祥伝社 / 2023年10月12日発売
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千早茜さんらしい、丁寧に紡がれたお話たち。あたたかくて美味しくてやわらかそうなのに、裏側はひりひりと痛いお話だった。
デザイナーとして生計を立てる女性の住む京都の町家で同居生活を始める元バイト先の後輩の男性と、研究一筋なその恋人。
三角関係未満…というにも定かではないふわふわとした関係をリアリティを損なわずに描けるのはすごいと思う。
出てくる食事たちの香りと音が鮮やかだから、かしら。
高村さんのつむぐ丁寧な暮らし。体が喜ぶご飯たち。でも伊東くんのことや不倫相手のことは知らないフリ、知るつもりもない。
知らなければ、なんの責任も生まれない、はず。
結婚しない、ことを決めた(決めたかどうかはわからないけど)女性の恋愛は自由で複雑だ。
狡さは自分を守るために必要だと私は思う。
一人で生きていくって、強いからできるわけじゃないよ。むしろ弱い。
おいしいね、を分かちあえる関係というのは簡単なようでいて全くそんなことはないのだな。
最後の華がすきだよ。
自分は変わらない、変えられない。
それでも好きでいっしょにいたい。
相手のことをしりたい、自分のことをしってほしい、と思う。
華のおともだち、ともちゃんもよかった。
普通ってなんだろね。
京町家、京の食材、京都の大学。
木屋町、丸太町…
夏はうだるように暑くて、冬は足の裏から刺すように寒い。
やっぱりいつになっても京都が恋しい。
2024年4月7日
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あなたの愛人の名前は (集英社文庫)
- 島本理生
- 集英社 / 2021年12月17日発売
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結婚を控えた恋人と同棲している瞳
月に一、二回会う関係の女性がいる浅野さん
痛かった。
すべてを手に入れることなんてできなくて、
きっとたぶんいつまでも何かが足りないと思いながら生きる。
それは恋愛に限らず地位も名声もそうなのに
どうして恋愛はこんなにままならないのだろうな
「浅野さんとセックスした罰は、誰にも寂しいと言えないことだと悟った。」p111
「友達を作ろう、なんでもいいから仕事も見つけよう、と思った。」p213
2024年4月7日
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銀行とデザイン デザインを企業文化に浸透させるために
- 金澤洋
- インプレス / 2022年11月22日発売
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ビジネスと人生の「見え方」が一変する 生命科学的思考
- 高橋祥子
- NewsPicksパブリッシング / 2021年1月8日発売
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グレイトフル・デッドにマーケティングを学ぶ
- ブライアン・ハリガン
- 日本経済新聞出版 / 2020年4月2日発売
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糸井重里さんの前書きに惹かれた。
”マーケティングが、いやな言葉に聞こえるのには、理由があります。
それは、ある種のマーケティングが「大衆操作的」なものだと考えられているからです。
「これをこうして、あれをああすれば、みんながこうなるだろう?」という考え方が、大衆操作的でないとは思えません。”
ファンといかにハッピーな空間を時間を繋がりを共有できるかをとことん考えることが大事。
どうして「お客さま視点」は形骸化するんだろうか。
「短期的・部分的にみると損失であっても、長期的・全体的に見れば成功」という見方を
もっと論理的に説明できるようになりたいな。
難しいけど。
感情だけじゃなく、感情+論理で勝ち取りたい。(エモでしか喋れない私)
2024年3月17日
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LTV(ライフタイムバリュー)の罠
- 垣内勇威
- 日経BP / 2023年7月20日発売
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LTVに対するモヤモヤが少しクリアになったかもしれない・・・
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・LTVは企業視点、顧客視点両方を満たさなければならない
・LTVを高めるには
×全体改造:お客さまの行動を全部変えることは困難、囲い込みは幻想。「お客さまは自由に生きている」
○部分改善:ジャーニーのボトルネックとなっている箇所を小さく改善していく
・LTVを損ねるボトルネックを類型化して解消するフレームワーク「MAST」
Meet:認識までの障壁が高い→ジャーニーの隙間を狙うライトな接点を用意
Attract:顧客に魅力が伝わらない→接客を駆使
Sense:顧客の状況がわからない→接点を増やし顧客情報を取得
Trade:遠慮しすぎてチャンスを逃す→アップセル強化
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・長期のLTVに向き合うための「計測指標」に納得感がない。また「顧客理解」もぼんやりしている。
→まずカスタマージャーニー仮説を洗い出し、定性・定量調査により裏付けしていく
・LTVを計測する完璧な指標は存在しない
→カスタマージャーニーを把握した上で、LTVボトルネックを解消する活動が促進されるようなKPIを設定する必要がある
→短期で測れるLTVのKPIを作り、PDCAに活用する
→「LTVボトルネック」の解消をKPIに設定する
2024年3月10日
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他者と働く──「わかりあえなさ」から始める組織論
- 宇田川元一
- NewsPicksパブリッシング / 2019年10月4日発売
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対話、dialogue
ナラティブ、物語、その語りを生み出す「解釈の枠組み」
対話のプロセス
1.準備│溝に気づく
自分から見える景色を疑い、自分のナラティブを一度脇に置いてみることでそこに溝があることに気づく
2.観察│溝の向こうを眺める
相手との溝に向き合い、相手の言動を観察し、相手のナラティブを観察する
3.解釈│溝を渡り橋を設計する
相手のナラティブをシミュレーションし、自分がどう見えるかを眺め、新しい関係性を作る方法を構想する
4.介入│溝に橋をかける
実際に行動を起こし、新しい関係性を通してさらに観察する
この流れを繰り返し、新しい関係性を更新していく
2024年3月2日
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入社1年目から差がつく ロジカル・シンキング練習帳
- グロービス
- 東洋経済新報社 / 2020年6月26日発売
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ファンダメンタルズ×テクニカル マーケティング Webマーケティングの成果を最大化する83の方法
- 木下勝寿
- 実業之日本社 / 2022年4月28日発売
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誰に何をどう伝えるか。
お客さまをみる。
ちょっと具体に寄りすぎているせいか、極端だなと思う部分もあったけど。
2024年2月25日
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赤と白とロイヤルブルー (二見文庫 ザ・ミステリ・コレクション)
- ケイシー・マクイストン
- 二見書房 / 2021年1月21日発売
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ううううう。よかった。
2024年2月24日
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これまでの仕事 これからの仕事 ~たった1人から現実を変えていくアジャイルという方法
- 市谷聡啓
- 技術評論社 / 2023年6月17日発売
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最近組織改革、プロセス改革、アジャイル化みたいなことをやっているので、特に後半の内容は刺さった。
組織改革は簡単ではない。組織を超えた「協働」は難しい。
そのためにはFromとToを踏まえて、その間にあるギャップを掴みにいくことが必要。
Toに行くために乗り越えなければならない課題、障壁、リスクに向き合う。
アジャイルに取り組むことでこれまで通りの成果が出せなくなるのであれば、「ふりかえり」で課題を発見し、打ち手を講じる。
「むきなおり」で互いに目標をとらえながら、今やることを合わせていく。
いちばんに変えなければならないのは意識だ、と改めて認識。
意識を変えること、チームとして同じ方向を見ること。
言われた方法論をただ取り入れればよい、というものではなく、新しい働き方をみんなでつくる、という意識合わせが大事。
「関心、チーム、リスペクト、越境でダークサイドを変えていこう」
2024年2月11日
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教養としての決済
- ゴットフリート・レイブラント
- 東洋経済新報社 / 2022年8月26日発売
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ひとりで食べたい: わたしの自由のための小さな冒険
- 野村麻里
- 平凡社 / 2023年6月23日発売
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ひとりでたべるごはん。のエッセイ。
「自分が食べたいものを自分にちゃんと供する」
2024年1月28日
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伝わるデザインの基本 増補改訂版 よい資料を作るためのレイアウトのルール
- 高橋佑磨
- 技術評論社 / 2016年8月5日発売
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具体的なNG事例がたくさんあるのでわかりやすい
2024年1月20日
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世界一流エンジニアの思考法
- 牛尾剛
- 文藝春秋 / 2023年10月23日発売
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・Be Lazy
・試行錯誤は悪である
・基礎を習得して自分の仕事をコントロールする
・早く失敗する
・マルチタスクはやめて脳の負荷を下げる
・否定しない
・サーバントリーダーシップ
・休暇を尊重
・定時で上がって勉強して運動して早く寝る
・ポジティブフィードバック
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ADHDと診断され、日本ではプログラマとしては落ちこぼれとされていた著者が、米マイクロソフトに転職し、本場の一流エンジニアたちの思考法を細かく観察・実践した結果、エンジニアとして成功することができたというお話。
項目だけみると当たり前というか理想だよねと分かってはいるけれど、著者自身の「できなかった経験」からの「気づき」に裏打ちされているので読んでいてとても納得感がある。
後半は個人のマインドに留まらず日米の企業文化の違いという大きなハードルを感じることも多かったけれど、少しずつ現場からでも変わってゆけたら。
2024年1月14日
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コトラーのマーケティング5.0 デジタル・テクノロジー時代の革新戦略
- フィリップコトラー+ヘルマワン・
- 朝日新聞出版 / 2022年4月20日発売
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人間中心とテクノロジー
2024年1月13日