日米がん格差 「医療の質」と「コスト」の経済学

  • 講談社 (2017年6月28日発売)
3.89
  • (1)
  • (6)
  • (2)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 35
感想 : 7
4

設備が立派な病院がいい病院と言うのは誤った認識。日本には国民皆保険制度があり、どこでも同一価格の医療を受けられるが、実は日本は病院ごとに標準的な専門医療との乖離や医療技術の格差が大きく「医療の質」として見ると大きなバラツキがある。大腸がんでは開腹手術と腹腔鏡手術の割合は病院によって大きくバラつき、病院によって術後死亡率、術後合併症、医療費が異なる。その裏には専門的な技術である腹腔鏡手術を実施できる医師が少ないという事実がある。医療の質は症例数と相関する。症例数の多い病院の方が質が高い。

DPC病院が厚労省に報告する「退院患者調査結果」、都道府県に報告する「病床機能報告」、病院が公表する「病院指標」、GHCの「病院スコープ」を見る。

がん患者を支援する「キャンサーナビゲーション」が日本にも欲しい。

がんは絶望でなく生き抜くという強い意志で。カムバックすると言う姿勢ががんに立ち向かう心を鼓舞する。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション(教養書等)
感想投稿日 : 2018年4月28日
読了日 : 2018年4月28日
本棚登録日 : 2018年4月28日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする