写真的思考 (河出ブックス 8)

著者 :
  • 河出書房新社 (2009年12月11日発売)
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写真とはカメラのレンズによって結ばれる外界の光学的な像を感光面に固定するメカニズムで、疑問を差し挟む余地はない。にもかかわらず、写真には我々が見る既知の世界の眺めとは微妙なズレがある。そのズレにこそ写真に惹きつけられる何ものかが潜んでいる。写真家はカメラを手に現実世界に踏み込み、被写体に働きかけ、そこから何か彼らにとって重要な意味を備えたイメージを引き出そうと試みる。その時写真に生命力が輝き出ることがある。その不思議な力は、写真を見る者に伝わっていく。こうして写真的思考は増殖していく。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: ノンフィクション(教養書等)
感想投稿日 : 2016年10月23日
読了日 : 2016年10月23日
本棚登録日 : 2016年10月23日

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