ときどきの少年 (新潮文庫 こ 55-1)

著者 :
  • 新潮社 (2012年1月28日発売)
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本棚登録 : 100
感想 : 15
5

言葉の端の、助詞の一つ一つにまで、
これ以上無い程の心配りがなされているのは、
このひとの作品にすべて通じるこの上ない魅力であることは
もはや間違いないのではなかろうか。

決して過剰に演出することのない、その描写。

これを書いたのは果して「大人」か「少年」か、
そこがわからなくて何度も読み返してしまう。


「ハンカチ」、が特に気に入っている。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 五味太郎
感想投稿日 : 2012年2月23日
読了日 : 2012年2月15日
本棚登録日 : 2012年2月23日

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