恋はいつも未知なもの (角川文庫 む 4-9)

著者 :
  • KADOKAWA (1993年9月1日発売)
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本棚登録 : 212
感想 : 17
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これが村上龍ワールドかという本。謎のジャズバーを中心に主に恋愛について主人公を中心としたメンバーとの語り通じて話は進む。途中まではジャズバー自体本人の感覚で居心地の良い場所なんて変わってしまうからどこでも最高の場所なのではといった勘ぐって読んでいて話の進め方も登場人物は増えるたびに話す場所と恋愛の内容が変わるだけで章が変更しても対して変化があるわけでもなかったのだが、章をまたいで話が展開されていくに連れてジャズバーも実在し面白くなってきた。最後のオチが個人的に好きではなく最後の部分だけに印象が強く残ってしまい評価も若干下げたが村上龍の別作品も挑戦してみようかと思った。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 9 文学
感想投稿日 : 2013年11月30日
読了日 : 2013年11月29日
本棚登録日 : 2013年11月30日

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