星の王子さま (岩波少年文庫 (2010))

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本棚登録 : 253
レビュー : 40
制作 : 内藤 濯 
兎大福さん 児童書   読み終わった 

言わずと知れた名作。
飛行機が砂漠に墜落し、遭難しているぼくと、星々を旅してきた王子さまが友達になる話。名言集。

冒頭で自分が大人になってしまったことを痛く感じました。
『おとなの人たちときたら、じぶんたちだけでは、なに一つわからないのです。しじゅう、これはこうだと説明しなければならないようでは、子どもは、くたびれてしまうんですがね。』
もう子供の目線に立つことはできないかもしれないと強く思います。いつの間にか子どもの世界がわからなくなってしまって……できることなら一つ一つ説明してもらって、もう一度子どもの世界を見てみたいと思います。

好きなエピソードは点燈夫の話。
小さな仕事を黙々とこなす姿が健気で、灯りを灯すという役割にも温かさを感じます。なにより、仕事中の休みよりも眠りたいって本当に大人らしい。

そして、『あのキツネは、はじめ、十万ものキツネとおんなじだった。だけど、いまじゃ、もう、ぼくの友だちになっているんだから、この世に一ぴきしかいないキツネなんだよ』って言葉。
同じ顔に見えた見分けのつかないキツネが、関わったことで、見分けがつくようになったら、それはもう友達で、特別な存在になったってことなんだなと思います。
私にとって、たった一ぴきのキツネ、たった一輪のばらとたくさん出会えますようにと思える言葉でした。

読了後に、星の王子さまミュージアムに行ったら、とっても楽しめました。
日本での初版本として、自分が読んでいた本と同じ型の本が展示されていたのには感動しました!

レビュー投稿日
2016年5月10日
読了日
2016年5月1日
本棚登録日
2016年5月8日
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