死をどう生きたか: 私の心に残る人びと (中公新書 686)

著者 :
  • 中央公論新社 (1983年3月23日発売)
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本棚登録 : 147
感想 : 15
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 人にとって死とは受け入れがたいものかもしれない。それは若ければ若いほどそうであろう。
 本書は著者が見取った600人を越える人のうち、心に残った22人の死への向かい方について記されている。クスリの名前などは分からずとも読み込んでしまう好著。
 特に最初の2編は若い段階で亡くなっているのでその悲しみは大きい。しかし、人は死から逃れられず、いわば、死ぬために生きているともいえる。その死と直面した時にどのような態度で向き合えるのか、そこに人の幸・不幸の分かれ道があるようだ。僕も死ぬときに周りの人に感謝しつつ死ねるようになりたい・・・。
あと。2編目の女性は知っている方だったのでかなり驚く。(2008.01.03)

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 新書未分類
感想投稿日 : 2008年1月3日
本棚登録日 : 2008年1月3日

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