吾輩ハ猫ニナル

著者 :
  • 講談社 (2014年7月16日発売)
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本棚登録 : 189
感想 : 27
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おもしろい(興味深い)小説である。どの文字(中国の漢字、日本の漢字、ひらがな、カタカナ)をどのように配置(本文か、ルビか)するかによって、同じ出来事を描いても、全く見え方が異なるし、読み手の頭の使い方も変わる。(漱石が明治時代にやったことと同じと言えば同じなのだろうが、今までに無い角度で漢字仮名交じり文を読んでいるという感覚は、漱石の文章より本書の方が強い。)それを軽妙なストーリーとともに様々に変奏して実証している。物語としての感動はないが、その着想や構成の巧みさはお見事。読んで損はない。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2015年7月23日
読了日 : 2015年7月23日
本棚登録日 : 2015年7月23日

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