ご都合主義をものともせぬ、原作の物語のおもしろさは今更言うまでもないだろうが、その筋立て自体のおもしろさを、これ以上にないほどシンプルかつリズミカルな語り口で示した黒岩涙香はすごい。講談あるいは歌舞伎芝居を思わせるが、原作自体が歌舞伎芝居になりそうな物語なので全く違和感はない。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
小説
- 感想投稿日 : 2013年6月21日
- 読了日 : 2013年6月21日
- 本棚登録日 : 2013年6月21日
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