日本人の知らない日本がある こころに残る現代史 (単行本)

著者 :
  • KADOKAWA/角川書店 (2014年2月1日発売)
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公人、私人に関わらず、日本精神をもった尊敬すべき先人たちの歴史を紹介した一冊。

ここ数年の日本は、アジア諸国で悪いことをしたと謝ってばかりいるが、日本が独立を守るために立ち上がった戦争のおかげで、アジア諸国にもたらした独立心と欧米諸国の植民地からの解放という人類史上最大ともいえる貢献は多くの国々で評価、尊敬されている。

この著書で紹介されている歴史の断片は、自分の中にもある日本精神を充電させてくれる。


ひとつ紹介すると、1941年当時、350年間にもわたってインドネシアを植民地としていたオランダをたった9日間で制圧して日本が統治することになります。
後に「インドネシア独立の父」と呼ばれる柳川宗成さんは、インドネシア人を前に、「我々日本軍はインドネシアの独立のためにやって来た。日本の進んだ文化や教育、その制度や仕組みをこのインドネシアの地で再現するから、あなたたちは来るべき独立の日に備えて、いち早くそれを身につけなさい。あらゆる民族にとって大切なことは【独立】なのです!」
と語ります。

支配されるのがオランダから日本に変わるだけと理解していたインドネシアの人たちは、この時点では【独立】という言葉の意味と大切さをきちんと理解する人は少なかったかもしれませんが、大戦が終わり、オランダ軍が我が物顔で支配しにきたとき、インドネシア独立のために現地に残った日本人と共にオランダ軍と闘い、独立を果たします。

戦争は常に悪であって、決して善となることはありませんし、戦争を美化するつもりもありませんが、このようなエピソードからは、とても大事なことに気づかされる気がします。

イギリスの歴史学者アーノルド・トィンビーの言葉で
①理想を失った民族は滅びる。
②すべての価値を物やお金に置き換え、心の価値を見失った民族は滅びる。
③自国の歴史を忘れた民族は滅びる。
と警鐘を鳴らしている。

たった100年くらい前の祖父母の時代の歴史さえ簡単に忘れてしまっていては、先人が繋いできた日本人としての誇りを失いかねない。
今こそ自虐的歴史感を改めて、自信をもって日本精神を取り戻しましょう!

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年6月8日
読了日 : 2014年6月8日
本棚登録日 : 2014年6月8日

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