「窓辺のランプ」がよかった。
非の打ち所がないように思える老女の弱さが、最後に表れる。
人って、そんなものだ。
「手彫りの柩」も面白かった。
クウィンは、黒だ。
しかし、最後まで逃げられてしまう。
つかめない。
この気持ち悪さ。
解決できなかったからこそ、気持ち悪さ、不安感が、強く残る。
面白かった。
会話形式の作品群も、それぞれに興味深かった。
最後の、自分との対話の作品も、筆が追いつかないくらい、スラスラ言葉がでてきたんじゃないかな、と想像して読んだ。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
9・文学
- 感想投稿日 : 2020年11月23日
- 読了日 : 2020年11月23日
- 本棚登録日 : 2020年11月15日
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