ユングの研究者である著者が色んな教育現場の人と語り会う一冊。それぞれの先生の苦労と実感が沁みてくる。思春期は不特定多数に向かっての発言は苦手であり、ターゲットを搾ることによってめざましく文学教育がはかどるという指摘には頷いた。教師は仲介者でありながら、「その人」になりうるというのは、教えたがる教師に足もとを見させる。障害児だから、ではなく、全ての子にマンツーマンでという養護教師の声も胸にくる。
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カテゴリ:
児童書・教育
- 感想投稿日 : 2005年10月24日
- 本棚登録日 : 2005年10月24日
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