家族を「する」家 「幸せそうに見える家」と「幸せな家」

  • プレジデント社 (2000年7月1日発売)
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その家の中に何も作れなかった、という話を書いた。家とは何か。器でありながら、その家庭の本質を表す動かない生き物。自由に出入りできない子ども部屋、夫婦別室の意味、携帯電話の食卓破壊など、興味深い内容。家を持つことで歪むものがある、というのは建築業界にいた私としては実感できる。ローンの精神的負担だけでなく、個々ににげる場所ができることで失語の家となっていく不幸。高い買い物だけに、インテリア雑誌を読むよりおすすめ。

読書状況:未設定 公開設定:公開
カテゴリ: 社会・文化
感想投稿日 : 2005年10月24日
本棚登録日 : 2005年10月24日

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