高評価の前情報ばかり知っていたので、ちょっと期待しすぎてしまったのか、世界観になかなか入り込めなかった。
こんなに意味がよくわからない言葉を並べているのに、何か大事なことをしゃべっている気迫があるのはすごいなーと思った。
見たこともないのに思い出せそうなきみの泣き顔 躑躅の道に
冬の樹々が散らす枝枝、もうずっと花火より火だ あなたさえ火だ
ストローをきみは噛みつつ風吹けばたちまちに風の表情となる
これらはギリギリ言っていることがわかる上で響きも綺麗だと思えた。この方の短歌は、意味とかではなく音で読むのかもしれないけど、意味にも感動したい。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2018年8月11日
- 読了日 : 2018年8月11日
- 本棚登録日 : 2018年8月11日
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