宇宙人と出会う前に読む本 全宇宙で共通の教養を身につけよう (ブルーバックス)

著者 :
  • 講談社
3.38
  • (35)
  • (55)
  • (69)
  • (26)
  • (12)
本棚登録 : 2021
感想 : 103
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784065243114

作品紹介・あらすじ

もし宇宙で知的生命と出会ったら、ちゃんと会話できますか? いざというとき恥をかかないための本当に必要な宇宙的教養を教えます!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • ごめんなさい。私にはちんぷんかんぷんな本でした。
    宇宙人に対して地球をどう言い表すのか。しかしながら言葉も数字も伝わらない。宇宙の距離感。やっぱり途方もない。様々な概念が通用しないんだと痛感させられる本でした。

  • タイトルに惹かれて購入!

    内容は思ってた物とは違い、中々難しい内容だった。

    次は『宇宙人との出会い方』を発売して欲しい!

  • 物語の導入がわかりやすく、
    最初の100ページまでは本当に
    読むのが楽しかったです。
    そこから後は、ぐんぐんと
    私の知識では追いつかない物理の話に
    なり、苦痛に(笑)。

    それでも、ほとんど理解が及ばないくせに、
    まるでジェットコースターに乗って、
    もう怖くて放心状態なんだけど、
    空の眺めがビュンビュンと次々に変わる様子を
    ただただ眺めて目眩を感じているような
    感覚!
    自分の古風な宇宙の感じ方が見事に変わって、とうとう
    あとがきまで到着しました。
    とても楽しい読書体験でした。


    またこのジェットコースターに乗りたい。
    面白かった!

  • 友好的で文化的な宇宙人に会ったら何を共通基盤にして話をするか。自分たちの持つ文法だけではなく、汎宇宙的な知識とは何か。もちろん現実的には真にフラットな共通基盤などは無いのだが、そこらへんはうまいこと嘘をつき、努めて相対的に人類知を見つめ直そうという視点の本である。

    ブルーバックスは初学者向けから、かなり専門的な知識を要するものまで想定する読者層が作品によって様々なのだが、こちらは中学生〜(ませた子なら小学生〜)を対象にしている肩の凝らない読み物で子供にもおすすめできる。
    子供の頃から科学的で客観的な視点に触れておくことは自分の立脚点を固めることにとても役に立つし、最低限の知識を持つことで非科学的な陰謀論や疑似科学に対する耐性も身につけられる。
    青少年、もちろん科学に触れてこなかった大人にもお勧めできる本である。

    追記:ただ、子供の興味の方向は人の数だけある。無理強いすると関心を持つどころか、科学自体が嫌いになってしまう。子供に読ませる場合はまず親御さんがこの本を通読して、(完全でなくても)内容を咀嚼し、子供さんと話題が共有できることをお勧めする。軽く押してみても興味を示さない場合、無理強いはしないようにご注意あれ。

  • 宇宙科学の基礎を「宇宙人と交流する時の常識」としてわかりやすく説明してくれている本。
    設定が面白くて、説明がどこまで理解できたかはともかく(!)一気に読みました。

  • 献本で頂きました。人生初のブルーバックスです。理系の良書が多いこのシリーズ、解っちゃいるけど読まない人でした。ところが、この本滅法面白かったです。物理なんて赤点しか取ったことないですけどね(笑)。むしろ文系のガチSF好きに読んで頂きたいですね。『銀河ヒッチハイク・ガイド』とかの裏付けに最高です。だいたい、私は地球から来ました、という自己紹介が有効ではないなんて、誰が考えるでしょうか。宇宙共通の古文書があるとか、わくわくしませんか?『銀河ガチャ』とか、トピックの立て方がとてもキャッチーです。

    細かいところは、詳しい方にとってはツッコミどころあるのかも知れませんが、この本をきっかけに宇宙物理学や地学的な興味を深めていくには、最高の案内書だと思います。内容を感覚的にしかご案内出来ないのは、私の浅学によるものなのですが、面白いから読んでみて!というお勧めは、強力にさせて頂きます!

    楽しい一書でした。親子で読んでもいいかな。いい時間をありがとうございました。

  • 太陽が1つという方がイレギュラーだったとは。宇宙全体の規模で考えると太陽系の常識は非常識になりうる。

  • 自分たちがいままで常識だと思っていた事柄も宇宙レベルで見ると例外だったりするのかもと思うと不思議な感覚に陥る。生き物がほぼ左右対称なのはなぜかとか考えたこともなかったけど、危険が迫っている側と反対側の脳が安全に危険から回避する避難行動をとることが生存確率をあげて配線が逆になったというのが面白かった。

  • 3.56/462
    『「あなたはどこから来ましたか?」
    さまざまな惑星の宇宙人が集う社交の場で、もしそう尋ねられたら、あなたならどう答えますか?「地球から来ました」など論外で、失笑を買うこと確実です。ではなんと答えればよいのでしょう?
    私たち地球人は「ある理由」により、宇宙人の平均より科学の発達が遅れている可能性があります。いつか宇宙人と出会ったとき、恥をかかずに交流できるようになるには、地球の常識にとらわれず、宇宙のすべてにおいて通用する普遍的な教養を身につけておく必要があるのです。
    本書は、惑星際宇宙ステーションに地球チームの一員として乗り込んだあなたが、そこで遭遇する宇宙人が繰り出すさまざまな突拍子もない質問に答えていくうちに、宇宙で本当に必要な科学知識とは何か、宇宙的思考法とはどういうものかが、自然とわかってくるように構成されています。』
    (「講談社」サイトより▽)
    https://bookclub.kodansha.co.jp/product?item=0000354185

    『宇宙人と出会う前に読む本 全宇宙で共通の教養を身につけよう』
    著者:高水 裕一
    出版社 ‏: ‎講談社
    新書 ‏: ‎272ページ
    発売日 ‏: ‎2021/7/15

  • 結構難しい内容な気がする。
    理解できたようなできなかったような…(できてない)
    着目する点が,自分で今まで考えたこともなかったことだから,自然科学に対する視野が広まった。

全103件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

高水 裕一(たかみず・ゆういち):1980年東京生まれ。早稲田大学理工学部物理学科卒業。東京大学大学院、京都大学大学院を経て、英国ケンブリッジ大学理論宇宙センターに所属し、スティーブン・ホーキング博士に師事。現在、筑波大学計算科学研究センター研究員を務める。専門は宇宙論。主な著書に『時間は逆戻りするのか』『宇宙人と出会う前に読む本』(講談社ブルーバックス)『ウルトラマンと学ぶ 宇宙と生命体』(講談社)、『物理学者、SF映画にハマる』(光文社新書)、『宇宙の秘密を解き明かす24のスゴい数式』(幻冬舎新書)、『面白くて眠れなくなる宇宙』(PHP研究所)などがある。

「2023年 『宇宙最強物質決定戦』 で使われていた紹介文から引用しています。」

高水裕一の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×