女医問題ぶった斬り! 女性減点入試の真犯人 (光文社新書)

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  • Amazon.co.jp ・本 (217ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784334044183

感想・レビュー・書評

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  • 「社会の底辺をほったらかす人間になるな」東大入学式の祝辞で声を大にして言いたいこと 東大新入生にとって、あまりおめでたくない現実 | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)
    https://president.jp/articles/-/56854?page=1

    女医問題ぶった斬り!女性減点入試の真犯人 | 富裕層向け資産防衛メディア | 幻冬舎ゴールドオンライン
    https://gentosha-go.com/ud/books/5fc7304b7765611618000000

    女医問題ぶった斬り! 筒井冨美 | 光文社新書 | 光文社
    https://www.kobunsha.com/shelf/book/isbn/9784334044183

  • ●医局という人事システムは、日本型の年功序列制度と同じ。
    ●ネット上には医師転職業者が急増。
    ●2018より、新専門医療制度が導入
    ●医師国家試験の合格率は20年以上コンスタントに女性が2%から5%程度高いと言う事実。
    ●激務につき女性採用が少ないのは医師だけでなく、マスコミもそうではないか?
    ●成績順だけにしたら、女性ばかり、眼科医皮膚科医だらけ、外科医がいない、になってしまう。
    ●男の3分の1程度の仕事しか担わない「ゆるふわ女医」が増加している。スキルを磨くよりも男性医師との婚活に励むローリスクな仕事を短時間だけ。
    ●ハーバード発「女医は患者死亡率が低い」と言う論文は、単に担当患者の入院期間も4%短いし軽傷患者を担当する割合も高いと考えるべき。
    ●御茶ノ水、東京女子医大は適法だが、防衛医大に女性が入れないのは違憲と言うのはどうだろうか。女医は地方に行きたがらないので、女医率が上昇してダメージを受けるのは地方医療である。だからこそ東北医科薬科大は男子医科大をほしがったのだ。

  • 最近腹が立ったニュースの五指に入った、医大の女子合格率操作。

    学ぶ権利、性別や門地で選別してはいけないという、憲法および教育基本法をも踏みにじる酷い差別。

    …と憤りつつも、夜勤や救急、長時間の手術など、体力勝負のガテンな側面もある仕事。女性では務まらないから男手が欲しいという現場の声もまた事実。

    だったらコソコソ内部操作せずに、入口で志望を振り分けちゃうとかすればいいのに。

    実入りが良くて訴訟リスクも少ない科に医者が集まってしまうという風潮も人間なら仕方がない。
    どうしても国内津々浦々に医療を行き渡らせるためには、僻地勤務には特別手当をつけたり奨学制度を設けるなどの奨励策が必要だろう。

    あと、いつも思うのは、健康診断とか予防接種、町医者レベルの医者と、大病院で難しい研究や治療や手術をする医者は別訓練、別資格、別給与体系で良いのではということだ。

    それと、分業(著者のいうジョブベース)で実力に見合った報酬、やりがいを自由に選択できるようにすることも大切だ。

    医者は人気の職業だそうだが、手堅い一生物の資格とスキルで労少なく高収入を得たいのは誰しも一緒。
    私は、ゆるふわ系女医も否定はしない。資格を活かして好きなように働いて何が悪い。そういう層も一定いてもいいと思う。ただ、そういう人ばかり増えてフルで働く医者が少なくなってしまっては困るが。

    あとは、地方に医療が行き渡り、ハードな業種の人が燃え尽きないように報酬体系やインセンティブを組み替えなくてはいけないだろう。

    何しろ、なんだか恐ろしく特殊な業界のようだ。なんでみんな医者になりたいの??

  • まあ、面白かった。当直免除されている医師の分を当直している医師がいる、そこをほっておいて働き方改革などできない、というところに賛成。

  • 東2法経図・6F開架:B1/10/1012/K

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