通常の私的所有は財について指すが、身体の私的所有をどう位置づけるのか。私的所有の原則に従えば、臓器提供や代理出産が認められるはずだが、私たちにはそれを肯定しない感覚がある。自己決定を肯定しながらも、「〈他者〉を制御しないこと」「〈他者〉が在ることの受容」を私的所有の原則の代わりに提示し、生殖技術や優生学を論じる。
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カテゴリ:
社会学
- 感想投稿日 : 2013年1月2日
- 本棚登録日 : 2013年1月2日
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