時の罠 (文春文庫)

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本棚登録 : 1682
レビュー : 215
相沢泉見さん  未設定  読み終わった 

辻村深月、万城目学、米澤穂信、湊かなえという4人の作家が『時間』をテーマにして書いた短編集。
どの方もベストセラー作家さんだけあって、さすがという感じ。

・タイムカプセルの八年/辻村深月
一見良い人そうに見える先生が実は…というのは読んでいてひしひしと伝わってきた。
殺人とか暴力でもやっているのかと思ったが、そこまではなくて良かった。
そして先生や大人がこんなでも、子供が逞しく生きているのが良かったです。

・トシ&シュン/万城目学
タイトルからして杜子春と何か関係が……と思ったら何も関係なかったw
サラリーマンチックな神様が語り手で、とても面白い。一番好きな話です。
『自分の好きな物、得意なものばかりに固執しないで全く別のものを題材にしろ』
というメッセージはかなり刺さりました。

・下津山縁起/米澤穂信
最初はどんなジャンルの話か分からなかったんですが、割とハードなSFでした。
山が意思を持ち、喋る。人間とコンタクトするところで終わりかと思いきや、最後は山同士の裁判をしているところで終わると言う。
歴史的に愛称の悪い土地ってこんな事情があるのかもしれないですね。

・長井優介へ/湊かなえ
心因性のショックで耳が聞こえなくなるという事象を上手く取り入れて、最後まで真相がわからなくなっている。
最後はハッピーエンドで良かった。

最初に載っていた辻村さん同様タイムカプセルがテーマの一つでしたが、私も埋めた気がする。多分もう掘り出されてるはずなんだけど、私は何を入れたのかさっぱり思い出せないw

レビュー投稿日
2016年2月17日
読了日
2016年2月15日
本棚登録日
2016年2月17日
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