六代目尾上梅幸が、というよりも、その時代の歌舞伎役者がどれほど素晴らしかったのかということがよくわかった。それぞれの役者の芸に対す性根と工夫がどれほど求められてきたことか。ほんの些細な指の動きから衣装の工夫まで、その役者根性には驚くばかり。そして、それらを次の時代の役者に伝えていこうという、強い思いが感じられた。これから、そういう目で歌舞伎を鑑賞しようと思う。
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- 感想投稿日 : 2014年9月7日
- 読了日 : 2014年9月7日
- 本棚登録日 : 2014年9月7日
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