まぼろしの郊外―成熟社会を生きる若者たちの行方 (朝日文庫)

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レビュー : 23
著者 :
出雲一寸さん ま行   読み終わった 

「まぼろしの郊外」2

著者 宮台真司
出版 朝日文庫

p260より引用
“第一は、犯人の年齢は最低でも十九歳だと断言していた精神科
医や、酒鬼薔薇の始めたゲームにウマウマと乗っかった心理学者
や犯罪学者の滑稽さ加減。こういう連中がいる限り「愉快犯」は
やめられないだろう。”

 社会学者である著者による、二十世紀末の日本の一部を分析し
解説した一冊。
 1996年当時のテレクラを取り巻く様相から酒鬼薔薇事件につい
てまで、深い洞察と分析によって欠かれています。

 上記の引用は、酒鬼薔薇事件について書かれた章の一文。
本当は何もわかっていなくても、いい加減な事を真面目な顔で言
うことで学者をしていられる、結構な御身分だなぁと思いました。
そう思うと、著者はかなりまともな方なのかも知れません。
 この著書によれば、郊外の住宅地の諸問題がこの様な事件とし
て浮かび上がってきているように書かれているように思いました。
今でも新興の住宅地が開発されていたりするのは、この様な問題
について全く無視しているからなのでしょうか。難しいところで
す。

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レビュー投稿日
2013年1月7日
読了日
2013年1月7日
本棚登録日
2013年1月7日
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