万能鑑定士Qの短編集I (角川文庫)

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レビュー : 132
著者 :
制作 : 清原 紘 
出雲一寸さん ま行   読み終わった 

読書録「万能鑑定士Qの短編集1」3

著者 松岡圭祐
出版 角川文庫

p160より引用
“「昔は三百世帯だったって。もちろんサン
プルの対象になる世帯は、テレビ局の社員や
芸能関係者でないことをあらかじめ調査した
うえで選ばれるの。一パーセント上下するだ
けで、巨額のスポンサー料に影響がでる業界
だから……。公正を期すために、サンプルの
抽出はさらに別の会社に委託するそうよ」”

目次から抜粋引用
“凜田莉子登場
 水晶に秘めし詭計
 バスケットの長い旅
 絵画泥棒と添乗員
 長いお別れ”

 多方面に対する膨大な知識を駆使する美人
鑑定家を主人公とした、短編ミステリ小説集。
 世間で評判の高い質屋「ジャック・オブ・
オールトレーダーズ」、店長の香河崎と従業
員で甥の駒沢が、出向してくる鑑定家につい
ての身辺調査書に目を通していた…。

 上記の引用は、テレビの視聴率調査につい
ての主人公の言葉。
何年か前に、現実の視聴率調査会社が、不正
を行っていた事件があったように記憶してい
ます。サンプルの家庭を直接訪ねて、特定の
番組を見るように依頼していたとかいうない
ようだったのではなかったかと。出版年が平
成24年ですので、ひょっとするとその事件を
元に書かれた話かもしれません。
 シリーズ初の短編集、今巻の話は全て出向
先の質屋が舞台の中心となっています。味わ
い深い店長が、同シリーズではあまり見かけ
ないタイプでした。

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レビュー投稿日
2018年1月17日
読了日
2018年1月17日
本棚登録日
2018年1月17日
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