読書録「幸福論」4
著者 アラン
訳 石川湧
出版 角川書店
p260より引用
“ 不幸だったり不満だったりするのは、む
ずかしくない。人が楽しませてくれるのを
待っている王子様のように、坐っていればよ
い。”
目次から抜粋引用
“いらだち
惨劇
野心家に告ぐ
幸福な農夫
なんじ自身を知れ”
教育者であり思想家である著者による、人
が幸福であるための在り方をまとめた一冊。
フランスの将軍の逸話から意志を持って行
動することの大切さまで、数多くあちこちに
書かれた物を編集して作られています。
上記の引用は、「幸福たるべき義務」と題
された項での一節。
自分にとっての楽しみや幸福は、決して人か
ら与えてもらえるものではないということで
しょう。
自分で出来ることは、出来る限り自分の手で
行うことによって、自分のためだけの幸福が
見つかるのかもしれませんね。
非常に事細かに書かれているので、解説に
もあるように、いつでも手にとって読めると
ころに置いておき、少しずつ読むのが良い一
冊ではないでしょうか。
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読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
あ行
- 感想投稿日 : 2016年2月2日
- 読了日 : 2016年2月2日
- 本棚登録日 : 2016年2月2日
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