幸福論 (角川ソフィア文庫)

  • 角川学芸出版 (2011年10月25日発売)
本で見る
3.40
  • (7)
  • (12)
  • (17)
  • (3)
  • (3)
本棚登録 : 295
感想 : 27
4

読書録「幸福論」4

著者 アラン
訳 石川湧
出版 角川書店

p260より引用
“ 不幸だったり不満だったりするのは、む
ずかしくない。人が楽しませてくれるのを
待っている王子様のように、坐っていればよ
い。”

目次から抜粋引用
“いらだち
 惨劇
 野心家に告ぐ
 幸福な農夫
 なんじ自身を知れ”

 教育者であり思想家である著者による、人
が幸福であるための在り方をまとめた一冊。
 フランスの将軍の逸話から意志を持って行
動することの大切さまで、数多くあちこちに
書かれた物を編集して作られています。

 上記の引用は、「幸福たるべき義務」と題
された項での一節。
自分にとっての楽しみや幸福は、決して人か
ら与えてもらえるものではないということで
しょう。
自分で出来ることは、出来る限り自分の手で
行うことによって、自分のためだけの幸福が
見つかるのかもしれませんね。
 非常に事細かに書かれているので、解説に
もあるように、いつでも手にとって読めると
ころに置いておき、少しずつ読むのが良い一
冊ではないでしょうか。

ーーーーー

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: あ行
感想投稿日 : 2016年2月2日
読了日 : 2016年2月2日
本棚登録日 : 2016年2月2日

みんなの感想をみる

ツイートする