読書録「マンガユング深層心理学入門」4
著者 石田おさむ
出版 講談社
p209より引用
“もしも多くの人が対立意見への緊張に我慢できなくなったら
過去の諸文明と同様に 私たちの文明も必ずやあっけない終わり
をむかえることになるでしょう”
会社員から漫画家に転身した著者による、分析心理学の大家の
思想と生涯を描いた一冊。
ユングの幼い頃の夢の話から年譜や著作紹介まで、劇画調の絵
柄で書かれています。
上記の引用は、第二次世界大戦終了後の核戦争の恐怖について
のユングの意見。人は対立するのが当たり前のようですから、少
々意見が違ってもピリピリせずに受け流せるように慣れたらいい
なと思います。ただ、あまりにもゆったりしていると、ズカズカ
と人の領域に入ってくる人達もいるので、程々の緊張感は大事だ
とも思います。
更に深く心理学を知りたい人のためには、巻末付近の書籍紹介
が頼りになります。検索したほうが早いかもしれませんが。
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読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
あ行
- 感想投稿日 : 2013年7月29日
- 読了日 : 2013年7月29日
- 本棚登録日 : 2013年7月29日
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