読書録「地図で読む『古事記』『日本書紀』」4
著者 武光誠
出版 PHP文庫
p186より引用
“仏教は本来は、釈尊(ゴータマ・シッダル
タ)がひらいた高度な哲学であった。
ところが紀元前二世紀ごろから「仏像を拝
めばご利益がある」と説く大乗仏教が有力に
なっていった。”
目次から抜粋引用
“日本神話の舞台
王家の伝説
『日本書紀』が語る歴史”
文学博士である著者による、日本最古の歴
史書を解説した一冊。
国産みの物語から奈良時代の入り口まで、
他国の神話などと比較しながら書かれていま
す。
上記の引用は、日本への仏教伝来について
書かれた項での一節。
なんといいますか、即物的といいますか、楽
して得出来るような物事のほうが、いつの時
代でも世に早く広まるのですねぇ。
文字だけだとわかりにくい、地名とその位
置関係が、地図で読むのタイトル通り実にわ
かりやすく書かれています。
自分の住んでいる地域との関係性がわかれば、
古い神話であってもより興味を持ちやすいの
ではないでしょうか。
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読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
た行
- 感想投稿日 : 2017年1月5日
- 読了日 : 2017年1月5日
- 本棚登録日 : 2017年1月5日
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