日本語は哲学する言語である

  • 徳間書店 (2018年7月21日発売)
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本棚登録 : 64
感想 : 2

少なくない断定的な物言いだったり、不必要な余計な文章
など、気になる点もあったが、言葉の本質は音声であり、
言葉とは世界を虚構するものであるという考え方だったり、
「いる・ある」や「れる・られる」についての考察、そして
歴史においては「語り」だけが真実であるとする見解など
全体として見ると、とても示唆に富む興味深い本だった。
日本で、そして日本語で「言葉」だったり「言語」だったり
について考えたことがある人にはぜひ読んでいただきたい。
タイトルは「日本語は哲学する言語である」であるが、内容
はどちらかというと「日本語について日本語によって哲学
する」という感じだろうか。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 人文
感想投稿日 : 2018年10月28日
読了日 : 2018年10月27日
本棚登録日 : 2018年10月11日

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