読者を選ぶ作品だと思うし、これを単純に小説と呼んで
良いのかという問題はあるが、私は嫌いではない。劇的な
展開があるわけではないが、史実と虚構とをない交ぜにして
衒学的に進められる内容はとても興味深く、最終的に実に
壮大な人類史を展開してみせる一級のエンターテインメント
だと言っていいと思う。前から聞いていた通り、荒俣先生を
思わせる内容だったな。
しかし白状しておくと、読後に最初に思ったのは「この内容
ブライアン・ラムレイなら数ページで終えてとっとと戦いに
向かうな」だった(苦笑)。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
ファンタジー・SF
- 感想投稿日 : 2018年8月16日
- 読了日 : 2018年8月15日
- 本棚登録日 : 2018年7月31日
みんなの感想をみる