バチカン奇跡調査官 ゾンビ殺人事件 (角川ホラー文庫)

著者 :
  • KADOKAWA (2017年2月25日発売)
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本棚登録 : 489
感想 : 43
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「チャイナタウン・ラプソディ」
ビル捜査官とその部下が、不思議な体験をする話。そもそもで、部下からして天女をフィアンセにするとか、なんでそんな人間ばかりが揃うんだよ!っていう感じではあった。ストーリーは、中国の神話世界と今を結ぶような感じ。過去と現在がちゃんと結ばれており良かった。

「マギー・ウォーカーは眠らない」
偶然保護してしまった子どもを無事に親族の元へと返してあげるマギー博士。いつもは、計算通りで、何事もかんぺきー、な感じの印象だったマギー博士に人間味をプラスさせたような作品でとても良かった。

「絵画の描き方」
ある休日に平賀神父とロベルト神父は無名の画家の絵画の修復のお手伝いを頼まれてしまう。二人は得意の科学技術で解明していく。その無名の画家の絵画の修復を頼んだのがその画家の子孫であり因果を感じる短編に仕上がっていた。

「ゾンビ殺人事件」
独房に入っているローレンとフィオナが怪事件を解決する話。ゾンビとは、映画で出てくるゾンビではなく、もともとハイチのヴードゥ教のゾンビであった社会的に排除されたもの、というのが、とっても面白かった。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 小説
感想投稿日 : 2019年2月11日
読了日 : 2019年2月11日
本棚登録日 : 2019年2月11日

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