生きていてよかった (角川文庫)

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レビュー : 27
著者 :
j235128pさん  未設定  読み終わった 

昨日(2014/3/30)に相田みつを美術館に行って来た。
そこで出会った「逢」という作品のとなりの詩が気に入って店員さんに聞いたところ、この本にその詩が記されているというので購入。

出逢い

その時の出逢いが
その人の人生を
根底から変えることがある

出逢いが
人間を感動させ
感動が人間を動かす
人間を動かすものは
むずかしい理論や
理屈じゃない

人間を根底から変えてゆくもの
人間を本当に動かしてゆくもの
それは人と人との出逢い
そのときの出逢い―― pp.20-21

大学院で素敵な友人と出会ったからだろうか。まだ寂しいからなのだろうか。彼らを思い出す詩だ。同時に、彼らに感謝したくなる詩でもある。

明日から社会人。「社会人になると友達はできない」と聞く。こんな友達ができるかな。こんなに影響を与えられる人になりたいなあ。

そして、ついつい忘れてしまう周りへの感謝。働いたら心に余裕を持てるのだろうか。この二つの詩をたまには読み返しましょう。

おかげさん
○社員のおかげで社長になれるんです。
○後輩のおかげで先輩になれるんです。
○生徒のおかげで先生になれるんです。
○どんな試験でも、落ちてくれる人のおかげで受かるんです。
○脇役のおかげで主役が光るんです。
○買い手があるから売れるんです。
○売り手があるから買えるんです。

 私の、このヘタな文字、つたない文章も、見てくれる人のおかげで書かせていただけるんです。
 <おかげさん>でないものは、この世に一ッもありません。みんな<おかげさん>で成り立っているんです。
  pp.104-105

見えないところで

 トンネルとか、大きな橋などの開通式の様子がテレビで放映されることがあります。地元のおえら方がずらりと並んで、その中央に、担当大臣とか、自治体の長とかが出てきて、華やかにテープカットします。
 そして、感謝状や表彰状が、関係団体の長に贈られます。
 炎天下や吹雪の中で、つるはしを持ち、全身で汗を流してしまった人々は、蔭にかくれてしまって、ほとんど表に出ないのが常です。
 カッコいい役は、汗水流さない人たちが独占してしまうものです。
 だれにも見えないところで、一生日の目を見ずに、黙々と自分の役割を果たしている、無名の人々の尊さのわかる眼を持ちたいものです。  pp.132-133

レビュー投稿日
2014年3月31日
読了日
2014年3月31日
本棚登録日
2014年3月31日
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