The Crucible (Penguin Classics)
- Penguin Publishing Group (2003年3月25日発売)
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感想 : 5件
オーディオ版で2時間ほど。
リチャード・ドレイファス以外知らない役者さんだったので、どれがだれのセリフか分からなかったのも。もう一回文書で読みなおそう。
題名の意味をよくわからずに読み始めたのと、イントロで、「赤狩りの恐怖を描いた作品」というような説明があったので、冷戦をテーマにしたものかと思いきや、魔女裁判。魔女狩り=赤狩り、悪魔崇拝=共産主義、という比喩が分からないと、作品の意図自体が読めないものなのか??
根拠のない恐怖に煽られて、罪のない人が次々と非難され、ロクな証拠もないはずなのに有罪となっていく。これは、確かに怖い。魔女狩りのような、過去の事件を客観的に描き、観客に何かがおかしい、と思わせることで、現代の思想弾圧の愚かさに気づかされるのでは。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
洋書
- 感想投稿日 : 2010年9月10日
- 読了日 : -
- 本棚登録日 : 2010年9月10日
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