室町の名家大内氏の重臣でありながら、止むを得ず主家を裏切り戦国の表舞台に出るも、かつては盟友であった毛利元就によって儚い命を散らした陶晴賢。
主人であった大内義隆を討ちながらも、養子を立て大内の名の下にいるという、下克上の悪名を背負う事を回避したいというスタンスの陶晴賢と、安芸の国人から這い上がってきた毛利元就とでは、根本的な覚悟が違ったということか。
しかし、クライマックスの厳島合戦が結構あっさりとしか描かれていなかったのが残念。
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- 感想投稿日 : 2020年5月7日
- 読了日 : 2020年5月7日
- 本棚登録日 : 2020年1月24日
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