悪党芭蕉

著者 :
  • 新潮社 (2006年4月22日発売)
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感想 : 10
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江戸も初期から中期に差し掛かろうというころ。世はまさに太平。幕府は戦から解放され、公家のみならず武家までもが文道にうつつを抜かす。将軍自ら若衆道に陥り、男色が恥じられることもない淫乱な時代。その申し子が芭蕉であったとは。句の良し悪しなんぞ評する知識を得ないが、「不易流行」やら「軽み」の思想にたどり着いた芭蕉の句であるからこそ、時が移れど褪せることなしと感じる。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2014年6月17日
読了日 : 2006年12月29日
本棚登録日 : 2014年6月17日

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