待ちに待った出久根さんの時代小説が発刊されたと知り、勇んで購入した。が、5年前に読んだ『御留山騒乱』を改題して文庫化されたものだった。それでもお気に入り本であったから、再読もまた楽し。お気に入りのわりに、ストーリーをほぼ忘れていた。氷室は『ザ!鉄腕!DASH!!』で見た覚えがある。献上氷はあったに違いなく、氷中花はどうだったのか。ありそうだ。出久根さんの描く人物は善悪共に秘めつつ、粋なのがいい。物語一様に殺伐としていないのも、物足りないようで安心感がある。もう時代小説の新作には向かわれないのだろうか。
読書状況:読み終わった
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- 感想投稿日 : 2014年9月14日
- 読了日 : 2014年9月14日
- 本棚登録日 : 2014年8月18日
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