ストーリーとしての競争戦略 ―優れた戦略の条件 (Hitotsubashi Business Review Books)

著者 :
  • 東洋経済新報社 (2010年4月23日発売)
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感想 : 830
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一橋大学の経営学者の楠木建さんの戦略についての本。
むかし立ち読みして買わなかったが、正月休みに書店で並んでいたので買った。

要は、戦略は因果連鎖の論理を細かく刻め、という主張。
ダメな戦略はある要因と結果のつながりが弱く、また、それを結びつける変数がわからない。一方で、優れた戦略は要因が幾つか細かく連鎖して結果につながることが想定されている。だから、因果連鎖を細かく刻めという論理。
わかるよ。そうだと思う。否定しないよ。
だけど、それって当たり前過ぎないかな。論理的に考えろ、というだけで済むよな。
戦略をつくったことがある人で、そんなことを知らない人はいない。
その当たり前のことを、こんなに小難しく説明する必要があるのかな。
そのように学者が無理矢理小難しく言ったことを一般人がありがたがるのはもうやめたらどうだろうか。

小難しい戦略論でまともなものに出会ったことがないな。

価格が高かったため、星一つ。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 経営
感想投稿日 : 2014年1月12日
読了日 : 2014年1月12日
本棚登録日 : 2014年1月12日

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