君に友だちはいらない

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本棚登録 : 1978
レビュー : 229
著者 :
じんだわささん 人脈   読み終わった 

僕は君たちに武器を配りたい、のエンジェル投資家であり京都大学客員准教授の瀧本氏の著書。熱い。友だちでなく、仲間、戦友を作ろうというもの。図書館で借りた。ドラクエ的例えとか、わかりやすい説明も良い。

以下メモ。
⚫︎ノマドブームを煽っている人のビジネスモデルは、彼ら自身がノマド的働き方で成功しているのでなく、ノマドに憧れる人に対するセミナーや本を売ることで儲けている。
⚫︎人間は合理的に動いていないそしきに長期間属していると物事をロジカルに考える能力が確実に低下する。順応すればするほど頭が悪くなり、組織に順応することができなければ精神を病む。順応しきってしまった人は自覚症状を持つことが出来ないまま、言い訳能力と自己欺瞞力だけが向上する。
⚫︎チームには、ありがちなチームと、良いチームが存在。良いチームは、少人数、メンバーが互いに補完的なスキルを有する、共通の目的とその達成に責任を持つ、問題解決のためのアプローチの方法を共有している、メンバーの相互責任がある。
⚫︎チームアプローチと、チームワークは似て非なるもの。チームワークは曖昧。チームアプローチの考え方は、前例が全くない、解決の方法がわからない不確実性の高い問題に挑む、少数の組織横断的なチームが、互いのスキルを有効活用して課題解決するときの方法論になる。
⚫︎ありがちなチームほど、外部から他力本願的に有識者を招いて知見を求めたり、ビジネス書で読みかじったSWOT分析やMECEなどのコンサルティングごっこに、うつつを抜かす。一般化されたフレームワークは現場では役に立たない。これらの問題解決のためのツールは、バックグラウンドの違う人達がコミュニケーションを成立させるための共通言語として存在しているのであり、個別具体的なクライアントの課題を解決するには全くと言っていいほど役に立たない。
⚫︎大学の本当の価値は、一に同級生、二に図書館が充実していること。
⚫︎世の中ですでに明らかになっている知識は、徹底して効率的に学べ。
⚫︎教養の持つ大切な機能の一つは、自分と違う世界に生きている人と会話できるようになること。
⚫︎半歩先を照らしてくれる大人がいれば、子供達は自分で努力をし、力を最大限に発揮しようとする。
⚫︎いろいろな分野に才能がある人ほど、中途半端にどんなポジションにも適応してしまうので大成しない。特定の才能しかない人が、正しいポジションに身を置いた時に、パフォーマンスは最大化する。
⚫︎マッキンゼーなどのコンサルティングは、課題の解決に、他業界の当たり前、を応用する。ケーススタディという言葉は、学問の研究に近い。
⚫︎私はどんな人間です、とラベリングをする。パーソナルブランディングとは違う。ツイッターでいくらつぶやいても実績とスキルのない人に仕事はこない。本当に仕事のできるフリーランスはわざわざ自分から発信する必要はない。
⚫︎ロマンとソロバンはあるか。ロマンしかないと、意識だけは高い人になる。
⚫︎ロマンやストーリーを語る時に、社内事情をやたらと話したがる人がいるが、そういう内輪ネタは、聞いている側からすると、退屈極まりない話だし、そもそも的外れで問題解決の役に立たないものが多い。
⚫︎勇者はビジョンをぶち上げる人。こんな勇者が何人も集まってプロジェクトを始めたらすぐにお互い喧嘩を始めたりする。良いチームには勇者をサポートする別のタイプのキャラクターが必要。
⚫︎その仕事の未来にある社会的インパクトと、その達成のためにあなたの力がどれだけ必要か、を提示して、仲間に引き入れる。
⚫︎日本の大企業を手当たり次第受けては、エントリーシートの自己PRがうまく書けないと悩んでいる学生は勝負にならない。
⚫︎自然発生的に集まったなあなあの関係のゲマインシャフト的な集団を、目的がきちんとあるゲゼルシャフト的な集団へ転換していくこと。

レビュー投稿日
2014年7月12日
読了日
2014年7月12日
本棚登録日
2014年7月12日
3
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