受難

  • KADOKAWA (2016年6月28日発売)
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感想 : 26
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この著者のファンで、手に取ってみる。韓国のセウォル号の事件がモチーフとなっている。
事件の内容の多くが一致していて、ノンフィクションか?と思ったが、そうではなく残念。死亡後冷凍保存されていた、女学生を再生医療で蘇生される。彼女が主人公となり、セウォル号の事件の真相に迫っていく話。

セウォル号、再生医療と話題性の高いテーマを取り上げてはいるが、それだで、所々、なぜこのシーンが必要なのかと首を傾げる所多く、それでも最後はと思って読むが、ラストも全ての話が結ばれていない感があり、物語の切り貼り感を感じる。私が好きだった著者の「韓国、日本の歴史の重みと思い」という良いところは見受けられず残念。

【済州島 四・三事件を調べてみた】
1945年、北と南に分断されてしまった、韓国。反対する人達が、 済州島で反乱、警官と武力衝突を起こす。完全に鎮圧された1957年までには8万人の島民が殺害されたとも推測される。ハルラ山は 済州島にある山。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
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感想投稿日 : 2016年9月23日
読了日 : 2016年9月20日
本棚登録日 : 2016年9月20日

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