考える技術・書く技術―問題解決力を伸ばすピラミッド原則

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レビュー : 442
制作 : Barbara Minto  山崎 康司 
johnny830さん 新書   読み終わった 

どのように考え、そして効果的に文字に落とし込めるか。その具体的方法を悪文と添削を交えて学ぶことができる。

論理を述べるためにはグループ化や要約の思考プロセスを伴う
ピラミッドを作り始める前に、文章全体として読み手のどんな疑問に答えようとしているのか、を知る必要がある
あらかじめ道筋を示し、トップダウンに話を組み立てる

正しいピラミッド型になっているかチェックする
1.どのレベルであれ、メッセージはその会のグループ群を要約するもの
2.各グループ内のメッセージは、常に同じ種類のもの
3.各グループ内のメッセージは、常に論理的に順序付けられている
→演繹(大前提、小前提、結論):三段論法
時間:因果関係
構造(北から南):構造ごとによるグループ化
比較(最重要、二番目、三番目):類別によるグループ化

ピラミッドの内部構造
・主ポイントと補助ポイント間の縦の関係
→主張とは自動的に読み手の頭に論理的な疑問が生じるということ。その疑問に答えていく。
・補助ポイント同士の横の関係
→演繹的グループ化(一段上のレベルに行くために、最終ポイントを中心にして主張を要約する)ピラミッド下部で用いる
帰納的グループ化(一段上のレベルに押し上げるには、各ポイントの共通状況を判断し、ひとつの推論を行う)ピラミッド上部で用いる
・導入部のストーリー関係
→疑問の由来をたどることで疑問の本質をはっきりさせる(状況、複雑化、疑問、答え=ピラミッド頂上の主ポイント)
順序は配列しなおしても良いが、必ず状況から考え始める。そして導入部は飛ばさない(いきなりキーラインポイントまで飛ばない)
過去の出来事は導入部で述べる
読み手が知っていることだけを書く
主題に関する物語を伝え、読み手の興味を高める

トップダウン型アプローチ
1.主題を書く
2.読み手を思い浮かべ、主題に対する疑問を書く
3.答えを書く
4.状況を明確にする
5.複雑化へと発展させる
6.疑問と答えを再チェックする

疑問に対する答えは常に理由=キーライン・ポイント(もしくは、複雑化に酔て生じた疑問に答えたことで生まれる、新たな疑問に対する答え)
→キーライン・レベルでは、演繹法よりも帰納法を用いる

読み手の疑問(答え)
1.何をすべきか(方針を与える、選択肢の中から決定する)
2.どのように実行すべきか(方針を与える、how to を説明する)
3.実行すべきか(支出の承認を求める)
4.なぜ起きたのか

演繹的理由づけ
1.世の中に実在する状況について述べる
2.同時にもうひとつ世の中に実在する関連状況について述べる。この記述は最初の記述の主部か述部のどちらかについて注釈することで、最初の記述と関連を持つことになる
3.同時に世の中に実在する上記2つの状況が意味することについて述べる

帰納的理由づけ
・グループ化した考えを定義づける技術(一語で表す)
・その中で不釣合いなものを見極める技術(ボトムアップで質問を繰り返しながら理由づけをチェック)

帰納的グループ化では、グループ化の根拠が順序を規定する
・ある結果の原因を特定する
→時間の順序
・原因と結果を区別する
・根拠となるプロセスを明らかにし、図示する
・全体を部分に分ける
→構造の順序
・類似のもので分類する(MECE)
→度合いの順序

ボトムアップ型アプローチ
1.言いたいポイントをすべてリストアップする
2.それらのポイント同士の関係性を考える(図示)
3.結論を導く

グループ内の考えを要約するためには、白紙の主張を避け、テーマを絞る。そのためにも、グループ化の根拠を明確にする。

問題解決
・問題を定義する(望ましくない結果と望ましい結果のGAPを理解する)
1.問題がありそうか or 改善の機会がありそうか
2.問題はどこにあるのか
・分析を構造化する(フレームワーク・ロジックツリー作成→データ収集→調査結果記述→結論導出→行動提案)
3.問題はなぜ存在するのか
・解決を発見する
4.問題に対し何ができるか
5.問題に対し何をすべきか

読み手の頭にイメージを創り出す
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レビュー投稿日
2013年5月25日
読了日
2013年5月24日
本棚登録日
2012年11月9日
2
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