一年近く広場恐怖症で一歩も家の外に出ていないAnnaは、家の窓から近所の人々を観察することと昔の白黒映画を観ることぐらいしかすることがない。そんな彼女がある事件を目撃してしまう。語り手が信用できないので、この事件も実際にあったのかどうか、疑いながら読み進めることになる。割と早い段階でAnnaの病気の理由が推測できてしまうし、事件の真相もある程度予測できたし、酒・薬漬けになっている彼女の生活ももうこれ以上読みたくないかも、という場面もあった。が、最後20%は手に汗握った。
古い映画が好きな人はあちこちで出てくる映画へのオマージュが嬉しいと思う。映像化されてエイミー・アダムスがAnnaを演じているようなので、機会があれば観てみたい。ギャリー・オールドマンも出てるって。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
Mystery
- 感想投稿日 : 2021年3月13日
- 読了日 : 2021年3月13日
- 本棚登録日 : 2021年2月27日
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