The New York Trilogy: City of Glass, Ghosts, The Locked Room
- Faber And Faber Ltd. (2011年5月1日発売)


前々から名前だけは知っていた本。推理小説かと思ってたんだけど、これはメタ小説(メタ推理小説?)というのかな。(推理)小説を書くということと、様々な謎を解く行為とが入り混じって、不思議な3部作だった。推理小説作家が本当に探偵業をやることになったり、探偵が見張っている作家の心理に近づいていったり、かつての親友の原稿を出版したら大反響なんだけど、同じ物書きとしての自分は…、みたいな内容。面白かった。
3部作だからまず1巻だけ買おうかなと思っただけど、まとめて買ってまとめて読んで正解だった。3作目には1作目に出てきた人物もちらっと登場して「おおっ」と思った。オーディオブックで聞いたのだけれど、最後にオースターへのインタビューがあって、これも良かった。
読書状況:読み終わった
公開設定:公開
カテゴリ:
Novel
- 感想投稿日 : 2020年11月15日
- 読了日 : 2020年11月15日
- 本棚登録日 : 2020年11月1日
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