自由学園物語

  • 講談社 (1984年7月1日発売)
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感想 : 1

 基本的には著者の自伝。ただし、ちょうど自由学園の入学から卒業までが描かれているので、そういう意味で、筆者から見た「自由学園物語」とも言える。

 筆者について多くは知らないが、なかなかユニークな少年時代を過ごしたようだ。買った生き物が、ロバ、オオサンショウウオ、ミミズクと聞いただけで、ある程度想像がつく。

 p.36 すでに池袋からの西武鉄道が通っていたが、沿線には豊島園と大泉の撮影所(東映の前進)ぐらいしかなく、それ以西は、客がほとんどいないという状態だった。夜には人糞肥料を輸送していると陰口をたたかれ、コエだめ列車などとバカにされていた。

 真偽のほどはわからないが、なかなかユニークなエピソードである。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2020年5月6日
読了日 : 2008年1月13日
本棚登録日 : 2020年5月6日

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