『ピーナッツ』の仲間たちのことがよく分かっている人には、相当楽しめる本だと思いますが、そうでない人も、漫画が引用されていますので、それを見ながら読み進めれば、それなりに奥の深い世界を味わうことができると思います。
チャールズ・モンロー・シュルツさんの人を見る目に、本当に驚かされます。漫画には、こういう深い笑いが必要です。
引用したいところはたくさんあるのですが、1つだけ。
p.232 心理学は、子どもの情緒的問題を親のせいにすることによって、とんでもない間違いを犯したと思っています。(中略)親を責める患者には、こう言うことにしています。「たとえ親のせいでこうなったとしても、それから抜けださないなら、それはあなたの責任ですよ」
何歳の相手から通用するかはともかく、今、私には欠けている視点でした。
読書状況:読み終わった
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カテゴリ:
生き方・教養
- 感想投稿日 : 2014年4月3日
- 読了日 : 2007年11月1日
- 本棚登録日 : 2014年4月3日
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