怪談四代記 八雲のいたずら

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  • 講談社 (2014年7月24日発売)
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1904年、小泉八雲(ラフカディオ・ハーン)が「耳なし芳一のはなし」「雪女」などを収録した怪奇文学作品集『怪談(KWAIDAN)』を発表。それから110年、曾孫(ひまご)や玄孫(やしゃご)の時代になった現在の小泉家でも、いろいろな怪談が語り継がれ、そして不可思議な出来事が多発するという。「カラスの因縁」「如意輪観音の呪い」「三途の川」「仏壇」など、あまり活字として出てこなかった小泉家の怪談や、親族ならではの考察を交えた小泉家の評伝・エピソードの全てがこの一冊に。八雲の曾孫で民俗学者・小泉凡が、怪談を愛する現代人、そして曾祖父におくる怪談逸話集。まさに110年ぶりの新刊!
   
ハーンのひ孫・凡さんにより、小泉家の歴史と知られざる怪談が語られます。ハーン著の『日本の面影』でハーンの人となりや日本での功績はある程度知っていましたが、子孫が家族の視点から描くハーン像はまた違っていて興味深く読めました。また、小泉家にまつわる怪談として紹介されている逸話は、怪談というよりも邂逅や不思議な縁といった内容ですが、凡さんの語り口(ハーンに似ている?)のせいかどこかつかみどころのない不思議な空気を感じるものでした。「妖怪のふるさと」境港、「神話のふるさと」出雲に続いて松江を「怪談のふるさと」として多くの人に認知してもらおうという動きもあるようで、僕も先日松江に遊びに行きましたがかなり駆け足だったので、次回はのんびりハーンの足跡と怪談をたどる旅をしてみたいと思います。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 未設定
感想投稿日 : 2014年9月27日
読了日 : 2014年9月27日
本棚登録日 : 2014年9月20日

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