モモ (岩波少年文庫 127)

  • 岩波書店 (2005年6月16日発売)
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時間がかかりましたが楽しめた!円形劇場の廃墟に住みついた、少女モモ。モモに話を聞いてもらうと心が和らぐ、モモは不思議な力を持つ。とある日、街に灰色の男たちが現れた!彼らは人々から「時間」を奪っていく。余裕のない日常が町中を襲う。モモが灰色の男たちに奪われた時間を取り戻そうと奮闘する。この作品は時間の大切さを見直すきっかけとなる作品で、人間の余裕のなさを風刺しているんだろう。またファンタジー作品としても秀逸。モモが灰色の男たちと対峙する勇気が素晴らしい。「人間とは時間を感じとるために心というものがある」⑤↑

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 涙腺が緩む
感想投稿日 : 2024年7月30日
読了日 : 2024年7月30日
本棚登録日 : 2024年7月30日

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