砂の女 (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社
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本棚登録 : 18339
感想 : 1781
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安部公房の一貫した格式高い黒描写に芸術性を感じる。異臭漂い、暗く、砂混じりの監禁生活に一種の危うさしかない。砂丘へ昆虫を採集しに行く二木順平。一晩の宿がなく一軒家に宿泊するがそこで始まる監禁生活。二木の脱出を企てる執着心、しかし脱出できない。一軒家に住む女性は砂を愛し砂掻きに満足する生活。二木と砂の女の心情の在り様が二木の不条理を助長する。二木が発見した溜水装置、監禁不条理の中でも人間というのは何かに執着し、生きがいを感じて生きていくものなのか。砂の女との性交渉は彼が「生」を確認できる時間なのだろう。⑤↑

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 不条理
感想投稿日 : 2021年5月7日
読了日 : 2021年5月7日
本棚登録日 : 2021年5月7日

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コメント 3件

アールグレイさんのコメント
2021/05/08

砂の女、読み終わったのですね。私は、ゆ~ッくりなので、まだ1/3位残っています。笑

アールグレイさんのコメント
2021/05/08

読書メーター、ググッたらすぐに出てきました。このまま、ここを押したら・・・・と思いながらスマホとにらめっこしています。

ポプラ並木さんのコメント
2021/05/08

ゆうママさん、こんにちは。砂の女、楽しんでくださいね。感想楽しみにしていますね。読書メーターは焦らずで良いと思います。何かわからないことがあれば聞いてくださいね。ゆうママさんが読書を楽しむのが一番の目的ですのでね!

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