七瀬ふたたび (新潮文庫)

著者 :
  • 新潮社 (1978年12月22日発売)
3.68
  • (305)
  • (492)
  • (655)
  • (55)
  • (11)
本棚登録 : 4070
感想 : 386
5

火田七瀬は宮部みゆきのクロスファイア青木淳子を彷彿とさせる。超能力者の寂寥感漂う内容で、ラストは大逆転勝ちを願いましたが、残念ながら淳子と同じ結果になってしまう。七瀬に対するえげつない警察官の攻撃は恐怖でありホラーでした。読友さんの感想で、「エディプスの恋人」は七瀬シリーズ三部作のラストのようで、七瀬は生きていたのかが気になる。後で確認しよう。全体を通して、40年経っても色褪せず、性描写のドキドキ感を堪能できた。私にとって七瀬のパーソナリティは女性主人公の中で確実にベスト3に入る大好きキャラです。

読書状況:読み終わった 公開設定:公開
カテゴリ: 女性の強さ
感想投稿日 : 2020年8月12日
読了日 : 2019年7月14日
本棚登録日 : 2020年8月12日

みんなの感想をみる

コメント 0件

ツイートする